鎌倉移住。

夫と6歳の娘の3人暮らし。日々を書き綴っています。

太陽の男。

 

今、お仕事で行ってるお家のお爺さま(97歳!⭐︎)は、太陽の男だ。

 

 

痴呆もなく、お手洗いも1人で行く。

 

 

明るい。

 

 

痴呆はないけど、めちゃくちゃボケが面白い。

 

 

都合が悪い事は、聞こえないフリをしていたりする。

 

 

いつもご機嫌に鼻歌を歌ってる。

 

ほんとにいつもご機嫌で

腰が低く、

優しく、

 

 

いつも変わらなく作る変わらない味の私のお素麺を、べらぼうに褒める。

 

 

「あーうまい!うまいですね〜美味しいですね〜」

 

 

「はぁ〜熱いお茶が美味しい。」

 

 

「今日も美味い!美味い。薬まで美味い。」

 

 

ほんとに面白い人だなぁと思って

奧さんに言ったら、

 

 

「昔は今の5倍面白かったのよ。」

 

 

と聞いて、わぁ〜良いなぁと思った。

 

 

今は90代のお爺ちゃんだけど、

70代まで、私なんか絶対会うことはなかっただろう、社会的に地位のある人だった。

長者番付にも載って

多額の寄付をしていた。

 

 

また奥さんが言った。

 

「この人ね、面白いでしょ?だから

○○会長になれたのよ。」

 

 

 

あぁ〜。そういうのってあるんだろうなぁ。

 

 

組織の中では、ユーモアあるほうが出世するんだろうなぁ。

 

 

あと、いつも鼻歌でご機嫌で

お日様が好きで

 

神様もこういう人、好きだろうなぁと思った。

 

 

「今まででいつが一番良かったですか?」

 

 

「う〜ん、今かな。」

 

 

という。

 

 

すっげー。

 

 

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この方は、あと数年で眠るように息を引き取るのではないかと医者に言われている。

 

そんな美しい死に方ってあるのかな。