都内のアパレル会社には
週一で出勤してる。
電車の時間とか、社内にいる時間で
溜まってた提出書類、空想、
そんなものが家よりはかどった日。
いつま時間と睨めっこ。
指示書を見つめ、ミシン作業をただひたすらに
。
1枚20,000円のニット、、
丁寧に、丁寧に。。
途中、洒落てるブランドの会社の人が来社する。
「うちの会社の社長の考えとして、SALEはやらない。ブランドイメージを保っていく。
在庫になったものは、捨ててもいい、そう思っています。」
って声が聞こえる。
「来冬の企画は、大丈夫。だけどそれ以降、
ほんとどんなアパレル情勢になっているかわからない。」
「中国でのブランディングも、正直まだ意識が追いつかないんですよ。実際の中国でのアパレルの感じをまだ掴めてない。」
「まだ意識が追いつかない」
なんか良いな。このセリフ。
⭐︎⭐︎⭐︎
目に映る人間世界の振れ幅がデカくて、
最近、面白い。
月曜日は、華麗なる医者一族のお家を見る
火曜日は、いつだって窮地の都内のアパレル会社に行ったり、、
元ドエリート銀行員だけど、寝たきりになった運命の人の家に行ったり、、
さっき、アパレル会社の営業さんが、
「人生って辛いよな、ほんとに辛いよ。大手は良いよな、退職金と年金で安泰じゃねーかよ。
俺、一生働くのかよって思うよね。
もう嫌になる。はぁーぁぁ〜。」
と弱音を吐いてた。
彼はこの10年、ほんとに頑張ってる。
気持ちの良いほど攻めの体制で。
私
「ほんとにもう、小学校の授業でやるべきですよね、大手は退職金というものがあるってね。
私も最近知りましたよ〜。」
何が言いたいのかわかんなくなっちゃった。
お気に入りの雑誌を眺めながら帰路につこう。