即位礼正殿の儀で祝日だった昨日。
昨夜、咳込んでいた娘が夜寝なかったりで、
午前中はまだまだ眠たくて、
寝ていた夫を起こし、一階に降りてもらって、娘と居てもらい、
無理だろうけど、とにかく私は二階で寝たかった。
そう。無理だろうけど、
あと2時間寝たら、ご機嫌まりちゃんになれるからさ。
が、そうだよね、いつもそうだから。
案の定、私がいい〜!!と一階からウルトラボイスの泣きわめき声が聞こえる。
なんじゃ、あいつ、、夫がいるじゃん、
うるさすぎる、、、やっぱおかしい、
めんどくさすぎる、、
気怠い身体を引きずって一階まで降りて、
娘に、あーだのこーだの
口だけの説教をする夫に、
私は、
「もうさ、ふつーじゃないからさ、
どうせ言ってもわかんないからさ、もういーよ。」
と言ってしまった時だったと思う。
バッゴーン!!!
娘が私に、思いっきりiPadを投げつけてきた。
それが、私の額に当たった。
星が見えたあと、
痛い、、ヤバイくらい何だか痛い。。。
額を抑えた手を見ると、血で真っ赤。
ドボドボ血が出てくる。
ヤバイ。けっこういってるな、これ。
と予想しつつ、
怖くて傷口が見れない。
見れないもんなんですね、見ても血だらけでよくわかんなかった。
肉が見えてる!骨が見えてる!!
と夫が言ってる。
ほんと、医学センスないわ。そこまでではないだろ、うるさいな。
夫が慌てて、
血を止めろ!!と絆創膏を持ってきたけど
そんなもんじゃ、止まらぬ血。
いいから、早く、タオルと氷を持ってこいと
最後の言葉を伝える。
頭の痛み。
こうして死ぬのかなぁ。
あぁ、もうこんな休日だからさ、
こんな毎日だからさ、
癇癪玉がいるからさ、ゆっくりすることさえ許されない日々ならさ、
色々あったし、もう十分。
「こんな世界、早く終わればいいのに。」
そう思った。
いま私の隣に、
「終わるボタン」があれば、
私は、躊躇なく、微笑みながら、
なんの迷いもなくボタンを押すだろう。
★★★
そんな祝日の日。
それでも、すみません、どうやら私はピンピン生きていて、
半日かけて、血も止まってきた。
深いけど傷は小さい。
尋常じゃなく痛いけど、大丈夫。
生きてきた。
そんな中での何千回目かの、大丈夫ーー。
身体はすごい。
純粋無垢な娘は、
「私が殺しちゃったこと、学童の先生達に言わないで!恥ずかしいから!!」
と言うことのみ心配しており、
なんだか、なんなんだ、と思いながらも
マックを食べれる位には、私は回復をし、
額の傷は回復に向かってる。
病院行くのもな〜。
と横になりながらテレビを見てたら
始まった、
「即位礼正殿の儀」
その緊張感が美しく、びっくりした。
そして、奇跡は起こる。
なんと、時間になったら雨がピタリと止み始めた。
で、都内に虹が。
都内ってか、皇居と皇居を繋ぐ虹。
こんな事ってあるかいー????
都内で虹なんて滅多に出ないよ?
今回、天皇皇后の立ち姿からも、
立派な式からも、
「いま希望をもとう」
そう感じた。ここしばらく、
なんとなく、終焉ムードな感じが漂っていなかったか。
なんとなく、次の何かに希望を託していなかったか。
新しい未来が来るからとか、
もう、そんなんじゃなくて、
楽しいこと、いっぱい考えよ♫と思った。
天皇皇后を取り巻く、
高い品位と、なにかでっかすぎる
神様に、世界は大丈夫。と言われた日みたいだったね。
歴史に残る素晴らしい1日を経験できた日。