鎌倉の鶴岡八幡宮の敷地の中には
数々の素晴らしい建築があり、
その中に「研修道場」というものがある。
研修道場の奥にも神様がいらっしゃるので、
道場の玄関に入ったら、正面に向かって
一礼をするのが流儀。
そこには、凛とした空気が漂っている。
弓道場も美しくて。
★★★
突然、なに?
なんだが、
実は、昨日から娘は、10回にわたる
日本舞踊教室に通っている。
今回お世話になる先生
⇩
宗家西川流評議員、鎌倉芸能連盟副会長
昭和44年に宗家西川流名取り、昭和48年に師範となり、日本舞踊稽古所を開設、以降、横浜、鎌倉の稽古所で多くの方々の指導をしてまいりました。一方、昭和52年岸田今日子、橋爪功らによる演劇集団「円」の創立時に劇団員になると共に、俳優養成所の講師に就任し 、俳優を志す研究生に日本舞踊を教えてまいりました。
平成 4年に人間国宝の西川流十世宗家 西川扇藏師の直門弟子となった後、平成 14年より鎌倉鶴岡八幡宮立秋祭にて、西川翠扇社中による奉納舞踊を続けております。また、NHK 大河ドラマや CM 等の所作指導、文化庁助成事業の伝統文化鎌倉こども日本舞踊教室の主宰など、 後進の育成に力を尽くしております。
着物姿の先生の佇まいや言葉が美しく、
そこには、女性独自の美しい強さや洗練された厳しさがあって、
あぁ、日本ってこんなに素敵な国なんだ。
あぁ、女性って、こんなに強くて美しいのか。
って思った練習2日目。
礼儀や挨拶が重視されるから、
身体が硬直してしまって動けなかったり、
声が出ない娘の事を言ったら、
「まずは、やってみたら宜しいのではないかしら?」
の先生の言葉はしっかり大正解に、
楽しく通っている。
夫はよく、へし折った誤解を招く発言を言ってしまうんだけど、
今回は先生に、
「(娘が)うまくいかない事あっても
気にしないでください〜」
って言いやがったんだけど、
すかさず先生が
「気にしますよ。しっかりと気をかけながらやっていきますね。」
と返してくれた。
そこには、強く温かいお人柄が溢れていた。
10回も練習があるんだけど、
月謝などは発生しない。
文化庁からの支援で、無料で鎌倉の子供達が
一流の先生に教えてもらえる今回の日本舞踊。
ここでもまた、鎌倉の良さを感じています。
今日の先生の言葉
「わからなくてもいいから、わたくしを見て
集中してください。必ず自然に身体に入っていきますから。」
というもの。
うん、確かに入ってきた。
(わたしも真剣に聞いて後ろで踊っている)
あー。面白いな。
帰りは必ず鯉の餌を買って
八幡宮内の鯉にあげてる。
これは、今年の夏のチャレンジの一つ。
やって良かったな。