2日間に渡る小学校の審査が終わった。
ここで私はやっと気付いた。
娘が、かなり成長していた事に。
なんと、全てが順調にいってしまったのだ。
控え室の教室。
大人でも逃げ出したくなるあの何とも言えない雰囲気の中、受験番号のプレートをつけて、しっかりと深く椅子に腰掛け、
多数の初めましての子供達と共に黒板を見つめていた彼女。
親と離れる時も、
「まりちゃん。タッチ。」
と短文で言い、颯爽と教室に残る。
考査が終わった後は、手持ちの水筒を斜めがけし、颯爽と良い表情で戻ってきた彼女。
あれは、なんだったんだろう。
保育園では、発達の指摘があって、
随分と私は気にしてしまったが、
なんだ。大丈夫なんだ。新しい環境でも。
審査の内容もそこそこできたとの事。
最後は抽選の力が大きいので、
ご縁があるかはわからないけれど、
色んな小学校を見に行こうと誘い出した事は大成功だったのでは。
あとは、きっと娘は、素敵な環境をちゃんと引き寄せられるな。と思った。
という事で、
記念受験は完了!
やって良かった。
あとは、疲れちゃった!
両日とも5時起きだし、自分以外の人間をちゃんと動かそうみたいな気持ちになっちゃってた。
朝、ちゃんと行って〜とか
この服着て〜とか
この学校はいいはず〜とか。
随分とパワーを使っちゃった。
お受験って、
ほんとその事で一日中頭がいっぱいになるんだね。
その位に我を忘れてしまうような勢いがあるもの。
娘の為に、とか、
きっとこの道がいいから、
とかが自然と沢山出てきちゃって、
それは、ぜひ避けたい感情でもある。
私が鎌倉に住みたいからなんだけども、
少し、自分を見失った気もして、
なかなかに難しいものだと感じました。
この学校は、素晴らしいけど
学童もなく、親と子の連帯を強く求められる。
どうやって働くのか、またしても至難の技だ。
もういっこの小学校のが気が楽だな。
なんて思いながら。
明日は、結果を見にまた鎌倉まで。
鎌倉もご近所感覚になってきた。
試験が終わると、速攻で私服に着替えた彼女。
足元だけ決まってる。