金曜日の夜は、近所の小学校でお祭りだった。
娘は、楽しみのあまり、靴を履かずに外に飛び出した。
保育園が終わった後、何人かの友達と、おまつりいこーね!!と騒ぎまくり、
〇〇民族?のごとく高くジャンプしながら走り、会場では、友達と浴衣姿で走りまくった。
★★★
先日の件。
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書かないと忘れてくな。何だっけかなと思い出す。何事も鮮度だ。
あ、そうだ、そうだ。本物の発達の先生の話か。
★★★
あの夜、たまたまクラスの男の子とその親子と
帰る事になった。
この親子とは、同じく年少から入園した言わば同期。
私の中では、何となく1番信頼している。
で、なんとなく聞いてみたかったんだよね、前から。
ちょっと勇気がいるけど、このママさんなら大丈夫と思っていた。
「ねぇ、保育園から言われる、発達の先生の事とか知ってる?うちさ、さっき断ったとこなんだけど、懇談会の時、一度発達の先生に見てもらう事勧められてさ。それが、すごいショックでさ〜。」
冷静に一通り私の話を聞いた彼女が、何かを口に出そうとした。
その時、
ぎゃー‼️‼️
という声と共に
下の2歳の子がおもいっきし崖から
ずっこけてドロドロになる。
そうなのだ。またもに会話できない特徴があるのが幼子を連れた私たちの定め。
その後、この親子がうちに来た。
ママさんが言う。
「さっきの発達の話だけど。」
覚えていてくれた。嬉しかった。
こういうコミュニケーションができる人って好きだ。
冷静に彼女が話す。
「まずさ、先生達は、子供一人一人に強いイメージがある。
例えばうちの息子。先生達は、みんな優しい、優しいって言う。でも、私は、うちでは妹に優しくない言う。すごく意地悪をする。
それが悩みで、息子にも、こういう強い
一面もあると。
でも、先生はそれでも、しつこい位、優しい、優しいと言う。これ、子供に対する、
先生側の強いイメージね。」
娘に対しては、
「年中の時、今の担任の先生に、給食を完食するように強く言われて、一時期、登園拒否になった事。これもちゃんと伝えた?
発達の先生に診てもらうにせよ、こういう過去からの経緯まで、とにかく事細かに詳しく話さないと、正しい診断は出ない。1日診てもらうだけならなおさら。」
「〇〇ちゃん(娘)も、担任に対して、怖いっていうのが出来上がっているだけだよ。
だから、ビクビクしてしまう。
この、担任の先生が怖いだけっていうのは、園にも担任にも、とても言いづらいところだけど、そこを強く言わないと、独りよがりな診断が出てしまうと思うよ。」
そう、その位に人が人を診断するのは
事細かな準備と用意が必要な事なのだ。
でなければ、その場限りの、正しそうな判断を一方的に食らうだけになってしまう。
「そもそも、〇〇ちゃん、全然ふつうじゃん。
いつも、普通に友達と遊んでるよ。
さすがに、年長になっても何も話さないとか、コミャニケーションが全く無いだったら診てもらうけど。
発表会とかも普通にできている。問題ないでしょ。
ただ、感情は敏感な女の子だとは思う。
感受性豊か。だからさ、怖いと思った人に対して、必要以上に萎縮するんだと思うよ。
あとさ、うちは、夫婦でいつも、息子の事は、グレーだと思って接しているよ笑
子育てなんて、そうだよ。みんなグレー。
特に男子。宇宙人。理解不能。」
「あと、5月の懇談会で発達の先生に診てもらう話があって、2カ月近くもなんの話もなく放置だったこと、それも伝えても良かったんだよ。だって、その間、気が気じゃないじゃん。」
「さっきも、あんな簡単な場所で、発達の先生に診てもらう件の話をするっておかしいと思った。」
★★★
生きていると、たまにこういう、人の気持ちを瞬時に汲み取り、かつ客観的に物を言え、
なおかつ相手の話をも上手く聞けるプロがいる。
この世界では、引っ掛け問題が多々ある。
どうしたって答えを1つにはできないこと。
1つの答えは、多方面によって異なってくる。
人はそこで、権威を作った。
便利だった。この人が言うなら、社会が言うなら、常識だからと。
ただ、目を凝らすと、
その職業でない人のが真実を握っている事が多かったりするこの世界。
そんな世界で今宵出会ったこの女性を、私は現役子育て世代の専門の先生と呼ばせて頂く。
ありがとう。
これからもがんばります。