鎌倉移住。

夫と6歳の娘の3人暮らし。日々を書き綴っています。

オドオドしちゃうよね、わかる、わかる。


娘は5歳になった。この春から年長だ。
たぶん、とても頭のいい子だと思う。
質問の回数と内容が逸脱している。


知りたいことで溢れかえっているという感じ。


そこらへんの、う○ち野郎男子とは、
少し違う方向を見ている。
(大好きだよね、子供ってう○ちの事)



ゆえに、少々、この世界に戸惑ってしまう時がある。


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娘は、極めてオドオド恥ずかしがり屋さんだ。



朝、保育園に行く時。



お友達が、お友達の輪に入って行く中、
娘は、教室に着いても準備の間ずっと
私の真後ろに背後霊のごとくぴたーっとくっついている。


~ちゃんは上着着てるかな。みんな、靴下履いてるかな。

とにかく、様子を細かく見てからでないと、

靴下を脱いで上履きを履くor 履いたまま上履きを履く


というような非常に重要事項の決定まで時間がかかる。



そして、抱えきれないほどの朝の決議法案を終え、


ついに別れる時の台詞。これは毎日決まっている。


不安マックスな表情で



まりちゃん、楽しくなるように魔法かけて。ずっとずーっと、とけない、スペシャル魔法でお願い。」



なので、いつも、ウルトラスペシャル魔法

~お迎えまでとけないバージョン~



をかけて彼女を送り出す。



しばらくして、教室をみてみると、


仲の良い友達が声をかけてくれるまで、さっきと立ち位置が変わっていない彼女。


あれ?動いてないぞ。さっきと一緒だぞ。


思わず、再生ボタンを押してあげたくなる。


まぁでも、とにかく、


「声がかかるまで待つ。」


という、非常に控えめなこの戦法がこの世界で過ごす為の彼女の朝のスタイルだ。




ある先生は、彼女に対して


「もっと強く言いなよ!」といった。



またある先生は、
「自分からスタートがきれないことが課題です。」といった。



またまたある先生は、
「この子は天使。いるだけでいい感じ」といった。



私は、どれに対しても、
「ありがとうございまーす」と応えてきた。


でも時には心配で、


「幼児 不安 神経症
愛 不足 原因」


などとGoogleに聞いた事もある。

これについては、
不安で検索すると、不安で返ってくることがわかった。

Google社にはここらへんの改善を求める。




★★★





でも、わたしは。



そんな娘の気持ちがよくわかる。


なぜなら、私も、オドオド人種出身だからだ。


大人になった今だからこそ、図太くなってしまっただけで、


少し気の強い人に対しては、
無駄に気を遣ってしまっていた。
気を遣いすぎて、
「そんなに萎縮しなくても。」
なんて言われたのは、今の会社に入った時だ。
最近やん。


「そんなに萎縮しなくても」

この言葉、すごく傷ついたんだよなー。


まぁでも、基本、営業タイプと言われる大人なんだけどね。二重人格だね。


だって、その当時いた女の子たち、
すっげー怖かったんだもん。




娘もまだまだかます


プリキュアショーに行ったとき。
プリキュアと写真とれますよー!と言われた時の様子。


平凡なキッズは、キャーキャー言いながら
プリキュアとピースをしながら写真を撮る。


だけど、娘は大好きであろうプリキュアとの写真を断わった。



これね、
なぜだかわかる???


私には、すごくわかるよ。



そう。
なんか人前で盛り上がるのって恥ずかしくなっちゃうし、
それをみんなの前でなんて、どうかしちゃってるし、

あ、あれや。

ロックのライブに行ったけど、ノリ方がわからないし、のるのって恥ずかしいからできない。
で、盛り上がる会場で自分は棒立ち状態。
どうしよ、まわり、盛り上がっちゃってる。
みたいなやつ。
ロックは好きなんだけどなー。
と思うみたいなさ。


そういう感じだなー。


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うん。


このような事ってさ。

どうすればいいんだろうね。

この「どうすればいいんだろうね。」って、本音はなんだろうね。

それは、

巷の子供みたいに、
ノリが良くて、
場にすぐ馴染んで、
知らない人にもお話しできたほうが

わたしが楽だから言ってるんだろうね。

だってさ。

小学校行ってからも大変そうじゃん~
しかも、同じ幼稚園上がりが多い小学校行こうとしてんのよー新しい土地で。

いじめられちゃうよー


★★★






と言いながらも1つだけ当たり前に思っている事。





恥ずかしがり屋オドオド系、最高‼️」




なんかさ。感覚の話だよ、直感なんだけどさ。


なんかこういう子、なんか素敵じゃない??才能感じない??

そりゃあ、不安なんですね、もっと自信を持たせて。なんて事も思うけどさ、


それって集団生活目線の話だよね。


何か恥ずかしい。

正直な事だと思う。

「もっと自分に自信を持って」

なんて、余計なお世話だ。

どこのどの場面で自信を持つかなんて

本人が決める事。

不器用なくらいが
「らしくて」好きだ。


そうだ、恐れ多いですがね、よく安室奈美恵さんの事も思うのよ。


彼女ってさ、ライブで一切MCをしないことで有名だよね。歌って踊るだけ。

昔、一度行った事があるんだけど、
ほんとに喋らないんだよね。

ほんとに歌って踊って去っていく。

話すことは苦手だから。
これ、彼女は昔からものすごく徹してるけどさ


よーく考えたらさ、すごい事だよね。


なんか、安室奈美恵でいる以上、
お客さんには挨拶の一言あるのが普通とも捉えられるわけじゃん?


専業主婦ですが、
家事はしません。みたいなのと一緒やん?



いまの娘の担任だったら絶対言うよ。

「必ずきちんとMCしましょう。MCは大事です」って。



でも、MCしない安室奈美恵にさ、


「もっと自信持ちなよ。」

なんて言う人いますかね???


あ。ここで、それは安室奈美恵だからだよと思った人、ノーセンス、ノーライフっす。)





なんつーか、いいんだよね。今のままで。
安室奈美恵は、歌って踊る人なんだ。

おもしろくて、みんながよろこぶような会話をする人じゃないんだ。

たぶん、その見極めで、自分というのは羽ばたくんだと思う。


全部できようとしないで。
無理して明るい子になろうとしないで。


むしろ、何か大きな物を持っている気がするんだよね。恥ずかしがり屋さんて。
キャーキャーできないタイプって。


安室奈美恵は歌を。
うちの娘は、、、

てか、自分のことだって、、、



まだわからない。


でも、何かある。みんなある。



そっか。大切なのは、

自分で見つけた楽しい事、大事な事。

その事には、その事だけには、

おもいっきり自分を表現できることなんだろうな。


集団生活目線に追われて忘れちゃってたよ。




自分目線でいいんだ。




そんな表現者になろっと。